★いつまでも絵が上手くならない理由
まずはごめんなさい。
今日は少しきつい話をします。
絵の上手い人と下手な人の
決定的な違いがどこにあるのか?というと、
「物の見方」にあります。
そして上達しない人は大抵
「線画症候群」という病気にかかっています。
絵はキャンバスという面に
「面を作っていく」事で描かれるものですが、
線画症候群にかかると、 観察すべき「面への意識」が完全に欠落し、描く対象の輪郭線のみを探そうとし始めます。絵は沢山の情報を仕入れ、取捨選択し、自分のアレンジを加えて完成する物ですが、線画症候群にかかると、情報を仕入る段階から膨大な情報を捨てにかかります。
色も影も立体感も、観察の段階から観ずに捨ててる。だから、色が塗れない、影の付け方が解らない、立体感ある絵が描けないという状況に陥る。見れば描ける事を皆さん知っています。そして日常様々な物を見てます。なのに描けないのは、見かたが違うからです。
実は、この動画http://youtu.be/VzRtPICbgVYは、線画症候群から脱却し、面が見えるようになれば絵は描けるという事を知ってもらいたいという考えで撮りました。見えるようになると描けるんです(╹◡╹)
僕自身、30年位線画症候群にかかってました。何故そうなったのか?ですが、市販されていたお絵描きの参考書の作画例がことごとく「線画で描かれていた」からです。学ぶ人は真似をします。線画の解説を見ると、線画を描きます。僕個人としては、作例の線画にはできるだけ影を入れて欲しいと感じています。
【桜井天智】
専門学校講師・お絵描き系YouTuberです。
YouTube:https://www.youtube.com/c/OekakiSakurai
Twitter:https://twitter.com/sakurai_tenchi